- 岡本 洋平
第20回 セールスライティングの魅力
第20回はセールスライティングについてお話します。
「セールスライティング」という言葉にピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に言えば、商品を販売するために広告へ掲載する文章などのことを指します。
このセールスライティングは「マーケティングの入り口」とも言うべき要素です。
広告の文章一つ変えるだけで売上が倍増した、そんな事例も沢山見かけます。
ですが、このセールスライティングを習得するには困難を極めます。
ライティングの型が分かっていても、文章というものは少なからず「センス」が問われるからです。
実は私もセールスライティングに関しては非常に苦手意識を持っています。
私に限らず経営コンサルタントと呼ばれる方々は、セールスライティングが「苦手」である方が多いように見受けられます。
そんな私が取り入れている手法が「真似る」ことです。
センスのある文章を真似て自分で書いてみる、これはセールスライティングにおいて基本中の基本であると考えます。
さらに言えばメンターのような方にチェックをしてもらうのが良いでしょう。
ではセンスのある文章とは何か?ですが、それは単純に「自分が大して興味を持っていなかったのに、読んだら思わず引き込まれた」商品の文章です。
当然ですがそれは「買いたい」という感情を持たせた、まさに教科書的な文章です。
「真似」と言うと躊躇される方もいらっしゃるかと思います。
ですが絵画でも模写が効果的なように、文章も真似ることは上達への近道です。
実際に世界的なマーケッターの方々も「真似る」ことから始めています。
それだけ先人の知恵というのは偉大で、効果があるということになります。
どの世界においても「独学」というのは非常に効率が悪いです。
ですが多くの方はこの「独学」という迷路にハマってしまいます。
こういった場合には、素直に「真似る」ことから始めるのが最短ルートであると私は考えます。